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裸の夏 ストーリー

いま、経験したことのない一週間がはじまる ―

二〇〇三年八月九日。

長野県白馬村で、はじめて顔をあわせたのは、
人前で何かを表現することとは無縁の大学生、禅を愛する外国人、
ただ、クラブでかっこよく踊りたい女の子、
自分を変えてみたいと思うフリーター…
年齢も国籍もバラバラな彼らの、たったひとつの共通点。
それは、ほんの少しの勇気を振り絞って、
《参加希望》のメールを送ってきた、ということ。

麿赤兒率いる舞踏集団『大駱駝艦』の伝統の夏合宿。
そこに参加した三十四人の、出会いから、最終日におこなわれる
舞台公演までを追い、その後、歳月をかけて制作されたのが本作品です。

 

はじめて経験するカラダの感覚。
だんだんと変わっていく意識。
フィルムの中には、日常を離れた濃密な時間と空間のなかに飛び込むことで、
自分自身を成長させていく彼らの姿が克明に映し出されています。
また、本作品は、世界に広く知られる『大駱駝艦』の深淵な世界と
思想を垣間見ることのできる貴重な映像資料ともなっています。

だれもが何かを変えたいと思っている。
だれもが、そのきっかけを探している。
そんな時代に生きる人々にやわらかい勇気をくれる、
飾りのないリアル・ドキュメンタリーが誕生しました。