夏合宿は大駱駝艦の原点でもある。
創立当初から夏合宿は続けられており、この合宿を経験して、大駱駝艦の艦員になった若者も多い。合宿の舞台は、長野県白馬村、白馬連峰を望む閑静な村である。大駱駝艦は、この白馬村では2002年から夏合宿を行っている。田んぼの中の合宿所での共同生活である。一週間の参加費は5万円、食事も全員の当番制で自炊する。毎年、30名前後の参加者があり、大駱駝艦の約20名の艦員と合わせて、50名以上の合宿生活となる。
舞踏体験は、白馬村体育館での野口体操を取り入れた基礎訓練から始まり、毎夜の麿赤兒による舞踏講義とそれに基づく実践、体育館で毎日繰り返される公演の振り付けの稽古、終盤には河川敷に創られた野外舞台での稽古。白馬の大自然に抱かれたこの夏合宿は、最後の夜の野外公演に向かって進んで行く。